作品利用のガイドライン

 僕は、JASRACとは信託契約しておりません。

 お願いしていた時期もありましたが、いろいろと癪に障ることがあったので、09年に解除しました。よって、09年以前に書いた作品を含むすべての作品において、委託しておりません。
 僕の曲の著作権は僕にあること、と、著作者から使用許諾を得ることならびに著作者に対し作品使用料を払うこと、とは、まったく別の話です。JASRACに登録されていなくても僕の権利は僕にあります。JASRACを通さなくても僕は使用料の請求ができます。これら権利をまるごと預ける形で、あそこは仕事をしているはずなんですが、ちゃんと仕事してくれませんでしたもので。

 僕の曲に関する使用許諾と作品使用料のお問い合わせは、僕が直接承ります。効率の良い手段ではないでしょう。自分でもわかっています。ただ、著作権なんてとっくの昔に切れている名曲が山のようにあるクラシックの世界で、それでも僕の曲を乗せようとしてくださる方がいらっしゃることに対する深い感謝の念を、演奏者には直接お伝えしたいと思います。

 たくさん練習しなきゃ弾けない曲ですから、ぜひレパートリーにしてください。レパートリーにしたからにはたくさん演奏してください。それこそが僕の願いです。その上で、僕と演奏者の皆さんが円滑に話を進められるように、いくつかのお約束をしておきましょう。
 

楽譜


 楽譜は以下のものを使用してください。
  • 出版されているもの
  • このサイトの「作品リスト」で販売しているもの
  • 僕に直接問い合わせたうえ手に入れたもの

 こうして得られるものによって、僕は次の作品が書けます。
 楽譜のお渡しを断ることはありませんから、気軽にお問い合わせください。「弾かない(弾けない)けどスコアを見てみたい」という(演奏家ではない)方も歓迎です。ただし、委嘱者様のお約束で僕からも楽譜をお譲りできない作品がいくつかあります(参考資料としてもお譲りできません)。それはそういうものと思って、ご理解ください。
 オーボエ作品の楽譜は日本ダブルリード(株)3階売店にもあります。
 桐朋学園音楽部門の図書館にある編曲譜は、在学生のみ無料で演奏利用できます。

演奏会


 演奏会で作品を使用する際、
  •  その作品の委嘱者ご本人様は、どこでも、いくらでも、無断で使用して構いません。(ただ連絡してくだされば、こちらでも告知のご協力ができますよ) 
  •  それ以外の方は、このサイトのメールフォームからご一報ください。

 僕の作品のほとんどは、委嘱者の方が、決して少なくない額を出資してくださったからこそ集中して書くことのできたものばかりです。委嘱者への敬意という意味も込めて、切符を買って電車に乗るように、1回の演奏のたびに少しばかり使用料をご負担いただければと考えます。
 ご一報の際には、お名前、連絡先、その演奏会の詳細(期日、会場、会場のキャパ、チケット料金)をお知らせください。こちらから金額をご提案させていただきます。

ピアノ教室等の発表会、大学等の試験での使用


 の場合、使用料は負担しなくて結構です。ただ、「試験で使わせて頂きます」の一言があれば僕はとてもうれしいです。普段は死んだ人の曲ばかり弾いているでしょうから、せっかくの機会です。少しくらいは直接作曲家という人種とやりとりしてみませんか。

その他の注意点


  •  著作権の生きている作曲者の作品を僕が編曲したものを利用する際は、JASRACへの申請が必要です。あちらの指示に従ってください。
  •  録音や放送など演奏会以外の利用については、別途ご相談ください。

 「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり」とは蓮如上人の一節ですが、いつ何があるかわからないのが人生ですから、前もって申し上げておきます。これらは僕の生きている間のお約束としてお考えください。50年だの70年だの、死んだあとのことなんか知りません。たとえ親族でも、ほかの誰かが僕の作品の使用料を一銭でも得ようものなら、きっとあの世からただならぬ呪い方で呪うような気がしますけど、その時はその時です。

 その時が来るまでは、いっしょに楽しく音楽しましょう。

使用料等の振込先


 ゆうちょ銀行 振替00100-8-686829(〇一九支店 当座0686829)スタジオ フレッシェ

 となっています。特に意味のない振り込みも随時受け付けております。
 いつもブログをお読みくださりありがとうございます。もしこのサイトの広告に興味をもたれましたら、ぜひ訪問してみてください。その際に生じる広告収入もまた、僕の活動資金として大事に使わせていただいております。

 「個人的な体験に基づいて僕が個人的にJASRACを信用しなくなった」というだけで、制度自体は必要なものですし、組織も必要なものです。よって、加入されている会員を批判する意図はありませんので、誤解のないようお願いします。
 ただ、音楽のあり方は常に、ゆるやかに多様化し、拡大していきます。それに対応するため古い規則の上に新しい規則を乗せると、運用できる自由の範囲がかえって狭くなるんですよね。逆の発想を持てば良いのに、と僕は思いますが、そういう偉い立場にはいないので、演奏者も作曲家もお互い納得できる状況が生まれるまで、しばらくは道路税以外の税金を払わないヘンリー・デイヴィッド・ソロー的な抵抗で様子を見たいと思います。

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