作品利用のガイドライン

はじめに


 09年にJASRACとの信託契約を解除して以降、長らく自分自身で作品の管理をしておりましたが、方々にかえってご迷惑をおかけしたこともあり、2021年2月、スウェーデンの著作権管理団体STIMと契約しました。なぜスウェーデンなのか、というところですけど、いくつか理由があります。個人的に深い縁のあること、僕にとってはEU内で管理したほうが何かと都合の良いこと、ドイツのGEMAより英語の通じそうなこと。いろいろと癪に障ることがあった記憶は消せないので、意地でもJASRAC以外で選びたかったこと、等々です。

 とはいえ、JASRACが日本国内において管理する外国団体レパートリーのなかにSTIMも含まれています。つまり、今後は僕の作品の日本国内の演奏・録音の使用料の徴収に際しJASRACを通すことになります。癪に障りますけど、致し方あるまい。海外で演奏される分にはJASRACと無関係でいられるという一点で自分を慰めることにします。

 いずれにせよ、皆さんに対する僕の思いに変化はありません。著作権なんてとっくの昔に切れている名曲が掃いて捨てるほどあるクラシックの世界で、それでも僕の曲を乗せようとしてくださる方がいらっしゃることに対する深い感謝の念です。たくさん練習しなきゃ弾けない曲ですから、ぜひレパートリーにしてください。レパートリーにしたからにはいろいろな場所でたくさん演奏してください。それこそが僕の願いです。
 
 基本的に演奏使用をお断りすることはありません。皆さんが正当な方法で手に入れられた楽譜をお持ちであれば、他の(著作権の切れていない作曲家の)作品と同様の手続きを踏んだうえ演奏してくださって構いません。が、よろしければぜひご一報ください。このサイトのメールフォーム、あるいはSNSのDMでも結構です。日時、会場など、演奏会の詳細をぜひお知らせください。普段は死んだ人の曲ばかり弾いているでしょうから、せっかくの機会です。少しくらいは直接作曲家という人種とやりとりしてみませんか。

楽譜


 楽譜は以下のものを使用してください。
  • 出版されているもの
  • 過去に僕のサイトあるいは演奏会の物販を経て購入したもの
  • 当サイト「作品リスト」のリンク先から購入したもの
  • 僕本人から直接手渡されたもの
 作品は「Score Exchange」上でも販売しています。販売されていない楽譜については気軽にお問い合わせください。ただし、契約上の理由などで僕からも楽譜をお譲りできない作品がいくつかあります。参考資料としてもお譲りできません(作品リスト上では「―」の印があります)。
 ダブルリード作品の楽譜は日本ダブルリード(株)3階売店でも販売されています。
 桐朋学園音楽部門の図書館にある編曲譜は、在学生のみ無料で演奏利用できます。

演奏利用

 
 演奏会で作品を使用する際は、このサイトのメールフォーム等からご一報ください。
 僕の作品のほとんどは、委嘱者の方が、決して少なくない額を出資してくださったからこそ集中して書くことのできたものばかりです。委嘱者への敬意という意味も込めて、切符を買って電車に乗るように、1回の演奏のたびに少しばかり使用料をご負担いただければと考えます。また、ご連絡の際は、お名前、連絡先、その演奏会の詳細(期日、会場、共演者、チケット料金など)をお知らせくだされば幸いです。僕自身が使用の実際を把握するという意味合いもありますが、告知など、僕としても協力できることがありますし。

 録音利用の際にはJASRACの指示を仰いでください。(なお、録音利用の場合はSTIMではなくデンマークNCBからライセンスを取得することになります。)

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 いつもブログをお読みくださりありがとうございます。もしこのサイトの広告に興味をもたれましたら、ぜひ訪問してみてください。その際に生じる広告収入もまた、僕の活動資金として大事に使わせていただいております。