2017年1月14日土曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

大晦日に曲を書き上げ、そのまま盛大に風邪を引き、寝正月ならぬ寝込み正月を過ごしました。38歳で経験する38度の熱は子供の頃のそれより辛いような気がします。しばらく多方面に音信不通となりましたが、もう大丈夫です。

昨年中は大変お世話になりました。
特に、いつもの無計画な思いつきで4回の個展を開催しましたが、共演してくれた演奏家仲間たちと、会場を提供していただいたうえに色々とお力添えをくださった日本ダブルリードの皆様、それからもちろん、ご来場くださった皆様に、心から感謝申し上げます。

作曲家をしていて感じる七不思議の一つに「初演者によるものでなくても、再演は角が取れて丸くなる」というのがあります。再演者が全員、初演者とはまったく別のメンバーであっても、初演の演奏を知らなくても、どういうわけか初演者の経験が引き継がれる。楽譜に残っていた鉛筆の粉のざらつきが払い退けられ、手触りが滑らかになる。昨年の個展シリーズでも何回かそれを経験しました。少し大げさに言えば、人類共通のデータベースでもあるかのような感覚です。

部分部分を抜き出してしまったら、そこには上手く行った行かなかったは当然あるわけですが、やはり、演奏なくして作品は輝けない。参拝者に撫でられまくってテカテカになってる仏さまみたいなね、ああいうのが、人の営みの蓄積というものでしょう。音楽史の名作だって、元々のモノの良さはもちろんあるにせよ、ありがたさとご利益によって人々にナデナデされているからこそ、いつまでも輝き続けていられるのです。

40歳を前に、散らかっていたサイトを処分し、全てこのブログに一本化しました。長年使い慣れたドメインも(これまた思いつきで)改めました。旧作の紹介などもしつつ、近況報告はもう少しマメにしつつ、演奏家仲間にナデナデしてもらえる作品番号100番台を書くべく、心新たに精進しようと思います。

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